傾斜穿孔樹脂注入工法・クラック(ひび割れ)補修
建物外壁に生じたクラックを内部から一体化させることで強固に補修表面からの漏水・浸水を防止するとともにクラックの進行を抑えます
・低振動、低騒音、無粉塵での施工により、居住者や近隣住民、周辺環境にも配慮ができます。
・アルカリ水の使用により、構造躯体の中性化を抑制できます。
・躯体クラックに対して、樹脂を確実に充填させることができます。
・ステンレスピンを挿入することで、躯体を連結させ、強固に一体化させることができます。
・はつり作業がないため、産業廃棄物を抑制できます。
・①穿孔 ②注入 ③ピン挿入の3工程でクラック補修が完了するため、塗装などの後工程が必要な現場等では、工期の短縮が図れます。
特願2017-162007
クラック補修工法およびこれに用いられるピン
躯体内部から隙間なく樹脂注入、3工程でクラックを確実に補修できます
①穿孔
②注入
③ピン挿入
クラック箇所において、貫通クラックの場合は躯体の厚み、貫通クラックではない場合はクラックの幅、深さ等から穿孔位置 を計算して、躯体又はクラックの中心部に穿孔する方法
※貫通クラック:表面から裏面までクラックが存在
穿孔は低騒音、低振動、無粉塵で施工ができ、孔内を洗浄しながら穿孔を行うため、クラック内部に目詰まりが起きません。
クラックの中心部より樹脂注入を行い、クラック内部に樹脂が充填されると、樹脂が躯体表面に出てくるため、樹脂の充填を目視で確認でき、クラックに対して、確実な樹脂注入が可能となります。また樹脂が確実に充填されることにより、風雨にさらされて生じるコンクリートの中性化及び鉄筋の腐食を抑制することができます。
最深部から樹脂を圧入することで、クラック部に樹脂が拡散していきます。
クラック部に拡散した樹脂がクラックの表面に出てきたら充填完了となります。
ステンレスピンを挿入することで、エポキシ樹脂の引張強度をより強固なものにし、クラックの再発を抑制することができます。
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