SDGsの取組み

SDGsの取組み

Jfp株式会社は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

Jfp 株式会社は令和元年に生まれた新しい会社です。

外壁の補修を行なってくる中で現場の課題を感じていたメンバーが経験と技術を基に社名にもなっている「Jfp 工法」を生み出しました。特にタイル貼りの建物の補修において多くの特許を所持し、高い技術力を誇っております。

工法の研究や工具の開発も自社で行い、イノベーションを起こすことで、SDGs の大きなテーマである「環境」「社会」「経済」のバランスのとれた外壁メンテナンス事業を確立しました。

環境

建物を長持ちさせるためには定期的なメンテナンスを行うことが必要です。中でも外壁のメンテナンスは躯体であるコンクリートの亀裂や、鉄筋のサビを防ぐために重要で、メンテナンス次第で100年以上も安全に機能を保つこともできます。建物を建設したり解体することは多くの資源やエネルギーを使います。建物を長持ちさせることは環境にとっても最も効果のあることだと考えています。

そんな外壁工事においても、私たちはさらに環境負荷を減らしたいと考えました。多くのタイル貼りの建物のメンテナンスはタイルを新しく張り替える工事が行われています。しかし、張り替えるためには新しいタイルを製造し、さらには古いタイルを廃棄するということで二重に環境負荷がかかってしまいます。製造や廃棄には多くの資源やエネルギーが使われ、CO2が排出されます。Jfp 工法では従来のタイルをそのまま活用します。タイル貼りの建物はタイルが浮いたり剥がれたりするためにメンテナンスが必要ですが、タイル自体が破損をしているということはほとんどありません。一つひとつのタイルをチェックし、浮いているタイルだけをピンで留めることによって補修を行うことができます。

では、なぜタイルを張り替えるという工事が主流になっているのでしょうか。ここに技術的な課題がありました。タイルのピン留を行うためには、ドリルで穴をあける必要がありますが、振動ドリルでタイルに穴をあけることが難しいことと、ドリルが振動することによって周りのタイルの剥離を促してしまい、ピン留の必要な箇所が拡大していきます。結局は、周辺のタイル一帯を張り替える方が効率がよいということになってしまっていたのです。

これまで、現場で作業をしていた現在の Jfp のメンバーは、この課題を解決できないかと九州工業大学大学院情報工学研究院と共同で研究を開始しました。そこで開発されたのが、Jf-10ドリルをはじめとする Jfp 工法です。

従来のドリルと比べると振動や騒音が2分の1以下になります。周りのタイルの影響が小さく、必要なタイルだけを補修することが可能になりました。技術とイノベーションによって、廃棄物を極限に抑えながら建物のメンテナンスが可能となっています。

ゴール3 すべての人に健康と福祉を

タイルのメンテナンスを行うことで落下による事故をなくします。

ゴール9 産業と技術革新の基板をつくろう

これまでの問題を解決できる新たな工法を開発し続けています。

ゴール11 住み続けられるまちづくりを

建物のメンテナンスを行うことで、持続可能な街に貢献します。

ゴール12 つくる責任つかう責任

工事で発生する廃棄物を徹底的に削減しています。

ゴール17 パートナーシップで目標を達成しよう

九州工業大学大学院情報工学研究院をはじめ、共同で研究を行なっていきます。

社会

Jf10 ドリルをはじめとするJfp 工法の効果は環境だけではありません。

これまでの外壁工事現場の大きな課題となっていたことは騒音と粉塵でした。外壁工事は入居したまま工事を行うことがほとんどですが、ドリルなどの機材の騒音は入居者さんにとっては大きな苦痛となっておりました。

また、粉塵については養生シートを貼るなどして外部への飛散を抑えることはできますが、風があると遠くまで飛んでいってしまうこともあります。さらに工事現場内では粉塵が舞い散り、現場の作業員の健康について大変心配な状況でした。Jfp 工法では粉塵を全く出さない施工を可能としました。ドリルで穴を開ける際に、冷却と洗浄を行うアルカリ水を放出し、さらに粉塵を含んだ水を吸引することで、排水を外部に出すことはありません。

ゴール3 すべての人に健康と福祉を

粉塵や騒音による健康被害をなくします。

ゴール8 働きがいも経済成長も

工事現場での働く環境を改善します。

経済

Jfp 工法は環境や社会によいだけでなく、経済的でもあります。

タイルを張り替えるということは、タイルを新たに購入し、さらには既存のタイルの廃棄にもコストがかかります。張り替えたタイルはまた剥離してしまう危険もあります。Jfp 工法は既存のタイルをそのまま使うことができ、一度施工すれば剥落の危険はなくなり従来の工法と比べると経済的であります。さらに、工事規模を小さく抑えることができるため工期も短縮することができ人件費も抑えることができています。

また、Jfp工法では、未経験者でも施工できるように工夫しています。これまでの建設業界では経験を積んだ職人しかできない仕事が多くありました。誰でも使いやすい工具の開発や、技能の研修を行うことで、様々な年齢層、様々な職歴の方に働いていただくことができています。ノウハウを全国のパートナー企業の方にも伝え、技能研修を行っていくことで、建物メンテナンスの改革を推進しています。

ゴール4 質の高い教育を

技能研修により即戦力を育てることができます。

ゴール8 働きがいも経済成長も

建物メンテナンスにおける資源効率を高め、経済成長と環境の保全を両立します。

ゴール17 パートナーシップで目標を達成しよう

ノウハウを全国のパートナーに広げています。 

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