アルカリ水ユニットに水道水を入れるだけでユニット内部で冷却用アルカリ水(冷却水)が生成できます。
この冷却用アルカリ水にはアルコール等の引火性危険物質が一切入っていません。
健全なコンクリート躯体はpH12以上の強アルカリ性です。この環境下では、鉄筋表面が不動態被膜により発錆(はっせい)しません。
自然現象で建物は時間とともに、自然界の二酸化炭素を浴び続けます。これにより強アルカリのコンクリート躯体は化学変化を起こして、強アルカリから弱アルカリ性pH10以下となります。外気環境の変化によるひずみや地震などの災害で浮きやヒビ割れが発生し、二酸化炭素が入り込み、中性化を早めてしまう危険性があります。 この状態を「コンクリートの中性化」 と言います。中性化してしまうと、鉄筋表面の不働態被膜が破壊され、鉄が錆びてしまいます。錆びると体積膨張(約2.5倍)することでコンクリート部分にヒビ割れが生じ、進行すると落します。
・仕上げ材(タイル、塗料)の浮き部
・コンクリートの変色、はく離、はく落
・骨材が露出している箇所
・コンクリート強度が著しく低い箇所や老朽化の程度がおおきい箇所
鉄筋が錆び、躯体の爆裂に繋がる。また、水漏れの原因やコンクリートの耐荷重も低下する。